《初めに》
心を病むことのつらさは、病気そのものの苦痛に加えて、周囲の人達にわかってもらえない孤独であったり、お互い傷つけ合ってしまうやるせなさであったり、どうしようもない徒労感であったりします。あるいは、脳の働きが障碍されることで心を病んでしまうことも少なくありません。自分でも仕方ないとわかっていても、精神科にはかかりたくないと言い張りたくなることもあるでしょう。
しかし、あなたが今より少しでも問題を改善したいとお考えなら、当科でも幾分かお手伝いができるのではないかと思います。
《外来診療》
◆初めて受診(初診)される方へ
月曜から金曜日:
午前8時30分から10時までに受付をして下さい。
1日2名までの予約制となっています。予約方法については午後
2時以後に精神科外来までお問い合わせ下さい。
土曜・日曜・祝祭日:受け付けていません。
◇2回目以降の受診(再診)の方へ
月曜から金曜日:
予約されている方は午前9時から1時間毎の時間予約制になっています。
予約されている日以外で受診を希望される方は午前8時30分から11時
までに受付をして下さい。
なお、病状が悪化し、受付時間外での受診を希望される方は、先ず精神
科外来へ電話で問い合わせて下さい(夜間の場合は救急外来へ)。
土曜・日曜・祝祭日:
精神科医は当直していませんので、病状が悪化し、臨時の再診を希望さ
れる方は、先ず救急外来へ電話で問い合わせて下さい。
※ 既に他の医療機関(特に精神科・神経科・心療内科の)におかかりの方が当科へ初
診を希望される場合は、原則として紹介状(診療情報提供書)をお持ち下さい。
※ 当科への入院を希望されて初診される方は、来院される前に精神科外来に電話で
問い合わせて下さい。病棟に空床がなかったり、当科のような急性期開放型病棟
では対応できない病像を呈している場合は、おいでいただいても御希望に添えま
せん。
急性期開放型病棟では対応できない病像というのは例えば以下のような
場合です:
@ 興奮や暴力が著しい
A 入院を強く拒否し、行動的にも激しく抵抗している
B 今酔っぱらっている
C 認知症で徘徊がひどい
D アルコールや薬物の依存症に対し専門的な治療が必要である
E 長期の入院療養を希望している
先ず現在おかかりの医療機関や保健所、
県立精神保健福祉センターなどの相談窓口へ問い合わせることをお勧め
致します。
現在の外来診療担当はこちらをご覧下さい。
《入院診療》
精神科の病棟は、中央廊下の彼方、病院の奥にひっそりと建てられた別棟の平屋で、 何故か東6病棟と呼ばれています。4人部屋が11室、個室が3室、計47床を有し、 その他に保護室が2基あります。現在のチームは、医師は精神科部長の武川、心療内科 医長の礒崎、精神科医長の立山、精神科レジデントの須田の計4名、看護師は師長の浄泉以下17名、看護助手2名、非常勤の臨床心理担当者2名です。この他に、臨床研修医や後期研修医が精神科に回ってきて、短期間チームに加わることがあります。また、病院全体の医療社会事業専門員(常勤1名、非常勤2名)と協力しています。
当科は、精神保健福祉法に沿った病棟運営を心がけています。午前8時から午後7時までは病棟入口は開放されており、患者様の多くは任意入院ですので、単独での外出が許可されています。入院されているのは主に、外来での診療で診断が確定できなかったり、病状が改善できなかった感情障碍(躁鬱病)圏や不安障碍(神経症)圏の方で、適度な避難や休養、薬物療法の調整、環境調整、支持的精神療法、などが主な治療手段です。
総合病院の特性を活かし、難治性の患者様には、インフォームド・コンセントを得た上で、麻酔科医と協力しながら、修正式電気痙攣療法を行なうことがあります。また、精神科病院入院中の患者様が重症な身体合併症を起こした場合に一時的に当科へ転院し、他の診療科による治療を行なっています。
精神分析療法や認知行動療法、森田療法などの専門的な精神療法や光照射療法、作業療法、デイケアなどはやっていません。ほとんどの方は1〜3ヶ月で退院されますが、一部は専門的な医療やリハビリテーション、長期療養などを目的として、他の病院や老人保健施設、グループホーム等へ移られています。
《その他》
肺炎や脳梗塞、癌などの身体疾患の診療を目的に他の病棟に入院中、譫妄や抑鬱などの精神的問題が起きた場合、担当医の依頼を受けて、精神科の医師が協働して診療にあたることがあります(精神科リエゾンと言われています)。
また、当科では幾つかの臨床研究を行なっており、受診された患者様へ協力をお願いすることがあります。また、新しい抗鬱薬などの治験への参加者を随時募ることがあります。
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